赤と青のガウン
文庫版赤と青のガウン(彬子女王(著)、PHP研究所)を読みました。別の本を買おうと書店をウロウロしていたら話題書コーナーに平積みにされていたので興味本位に購入。皇族の方が書かれているので内容が固めの本?なぜ話題に?と思っておりました。
読み進めていると、文章がフランクでおもしろいこと。読みながらニヤニヤしてしまいます。本当にこの文書を皇族の方が?と思い、著者である彬子女王を調べていると民放テレビ局のインタビュー動画を発見。そもそもこのようなインタビューを受けていること自体が驚きです。ただ、インタビューを受けている動画からも親しみ易さが伝わってきます。
内容は彬子女王のオックスフォード大学留学中の体験記です。「なぜこんなところに日本の女王が?」というエピソードや皇族の方ならではの葛藤、父から子への愛情が書かれていたりと気が付けば残り数ページとなっていました。
ネット通販で簡単に書籍を購入することも便利で良いですが、今回のように思いがけない本に出会うことも書店を訪れる楽しみのひとつです。