受験時代から変わらない

ここ最近、会社に関する登記手続きが続いております。その会社の登記を初めて受任させて頂く場合、①履歴事項証明書、②定款、③株主名簿、④計算書類(貸借対照表、損益計算書、を確認するようにしています。

「取締役を1名追加したい」という依頼があったとして、その依頼内容の他にやるべきことがないか?等各資料を読み込んで探していくことになります。例えば定款に記載されている内容が、正しく履歴事項証明書に反映されているか?任期調整の必要があるか?等です。

特に定款は会社の根幹を定める最も重要な規則です。場合によって定款を整備するところからスタートする場合や、今後の会社の経営方針をお聞きし、「定款を変更して取締役会を廃止してはいかがですか?」とこちらから提案するようにこころがけています。

また、「取締役を1名追加したい」という単純なら依頼であっても、会社法は複雑ですから見落としがちなポイントがあったりと注意しなければならないことが多いです。会社法に基づいて実体判断から行い、登記手続きに落とし込んでいくという流れは受験時代から変わりません。

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