成年後見制度の利用を考えている方へ

銀行や福祉関係者から「成年後見制度の利用を検討されてはどうですか？」と提案され、「制度について詳しく聞きたい。」と相談を受けることがあります。

制度利用の動機は様々あると思います。利用に適しているか判断する上で大事なことは「本人の権利擁護につながるか？」という点です。「相談者が解決したい問題に関して、後見人が就任することによって解決できるか？」という視点も大事ですが、「後見人が就任することによって本人の権利擁護につながるか？」という視点も大事になってきます。家庭裁判所は後見人の職務が本人の権利擁護につながっているか？という点で監督します。場合によって後見人に就任したあなたに不満が生じることがあります。

当事務所でご相談頂く際は、本人にとって後見人の選任が本当に必要かどうか？という点を含めて一緒に検討していきましょう。