相続財産について

相続人が確定したら、次は「何を相続するか?」を検討しましょう。

代表的なプラスの財産としては土地、建物、預貯金、株式、投資信託、自動車、ゴルフ会員権などが挙げられます。ここでは土地及び建物を取り上げます。

まず、毎年5月頃役所から送られてくる固定資産税の納税通知書を見てみましょう。そこに亡くなられた方が所有していた不動産が記載されているかと思います。ここで注意して頂きたいことがあります。亡くなられた方が所有はしているが課税されていない不動産は納税通知書に記載されていないことが多いです。よくあるのがご自宅前の道路部分、ゴミステーションや集会所など地域住民が共同所有している不動産が挙げられます。よって、納税通知書だけではなくご自宅の権利証に把握していない不動産が記載されていないか?も確認して見て下さい。また、役所の税務課に名寄帳(固定資産課税台帳の写し)を請求して確認してみるのも良いでしょう。

亡くなられた方のことをご家族であっても全て把握しているわけではありません。相続手続きをすべき財産だったのに把握し忘れていたことは良くあります。当事務所でご相談を受けた際は忘れやすいポイントを含めて聞き取りを行い相続財産を確定していきます。

また、生前できる対策として、エンディングノートを活用し自分にどのような財産があるかまとめて記載しておくと、残された家族は助かります。

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