白熱教室

少し前に話題になった「サピエンス全史」が文庫版で発売されたということで本屋さんに立ち寄ると、懐かしい本を発見しました。「これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学」(マイケル・サンデル ハヤカワ・ノンフィクション文庫)。シンプルな装丁なので目に止まりました。誰かは忘れましたが、韓国の男性アイドルが愛読しているということで帯コメントを書いていました。著者は政治哲学の先生です。彼の講義は「ハーバード白熱教室」というタイトルで放送されていたと思います。本来、ハーバード大学の講義は外に出回らないのですが、あまりにも人気のため放送されるに至ったということで当時話題になっていました。

私もわからないなりに当時番組を見ていたような記憶があります。確か東京大学でも講義をしていて書籍にもなったような。。。ありました。こちら「ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業 上・下」(マイケル・サンデル ハヤカワ・ノンフィクション文庫)。この東大での講義がとても印象深かった気がします。サンデル教授と学生とのやりとりが最高でした。読み返すと「イチローの年棒は高すぎる?」というテーマが取り上げられています。今の時代に講義をするとしたら誰でしょうか?

ところで、冒頭の「サピエンス全史」。文庫版になることを心待ちにしておりました。しかし、なかなか難しくて読むスピードが遅くなっています。この本もまた数年後、読み返したくなるのかもしれませんね。

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